2007年9月6日木曜日

世界最高の時計彫金師は日本人!

東京メトロ・丸ノ内線の茗荷谷駅近くに、「キャビノチェ・ギャラリー東京」という不思議な建物があります。キャビノチェとは、天窓からの明かりが入る屋根裏部屋(=キャビネット)で働く最高の時計職人/親方のこと。その心意気と技術を現代に伝え、しかも直に見ることができる、夢のようなギャラリーが「キャビノチェ・ギャラリー東京」です。

時計師の中でも、時計に彫金細工を施す人をエングレイバー Engraver と呼びます(そのままの訳ですが)。あらかじめエングレイビングされて世に出される時計も数多くあります。しかし、たとえば、フランク・ミュラー、たとえばピエール・クンツ、すでに世界最高とよべる時計に、ミクロの単位の装飾を施し、世界で一つの時計にしてしまうエングレイバーがいるのです。

最高の時計師たちの仕事は、職人 Artisan/芸術家 Artist の区別ができなくなる領域ですが、その中でもここ「キャビノチェ・ギャラリー東京」にいる金川恵治さんの仕事は、息を呑むほどの素晴らしい作品です。その技と志を番組「STYLEBOOK」でご紹介します。ぜひご覧ください。

STYLEBOOK
BS朝日
2007年9月8日(土)夜11時から放送
再放送9月12日(水)夜12時
http://www.bs-asahi.co.jp/style/

キャビノチェ・ギャラリー東京
http://www.cabinotier.jp/